...もしまただれか僕の筆記に飽き足りない人があるとすれば...
芥川龍之介 「河童」
...むごたらしう焼けただれた「ろおれんぞ」は...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...赤ただれたせなかをしていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...まただれかのからだを手に入れ...
海野十三 「超人間X号」
...ひどく焼けただれた皮膚(ひふ)が癒着(ゆちゃく)するのには...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...「この焼けただれたものは...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...水田に働く者の足は指の叉がただれ腫物ができていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...すべてしろいもののなかにかくれふしてゆく僧形(そうぎやう)のばらの花、ただれる憂欝、くされ とけてながれる悩乱の花束、美貌の情欲、くろぐろとけむる叡智(えいち)の犬、わたしの両手はくさりにつながれ、ほそいうめきをたててゐる...
大手拓次 「藍色の蟇」
...ひびきをうちだすただれた老女のばら...
大手拓次 「藍色の蟇」
...力学が始まってこのかただれも考えつかなかったほどわかりきった事であったのである...
寺田寅彦 「春六題」
...わたしもまただれにも似ていないということである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...」「そしてまただれにも?」とマリユスは言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...可愛い由松だれと寝ただれと寝たお父さんと寝たならよしよし一つことを歌い出すと...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこには予期しただれもいません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...はるか向うの薄暗く木立の群がつたあたりにちらちらと見えがくれする病舎や病棟の燈(ひ)もぼんやりと光芒がただれて...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...瞼はただれているし...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...ただれ目で物がよく見えなかったのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...畜生」と男泣きの涙にただれた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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