...9.英人乃至フランス人が劇場の切符賣場や電車へたかる際には概して穩かに先を競ふなどの振舞のないことを見た者の眼には...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...人にたかる事さえ出来ないんです...
太宰治 「斜陽」
...死体にたかることもありましょうが...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...されば到底貴下の満足する如く丁寧に教ふる事は叶(かな)ひがたかるべし...
永井荷風 「書かでもの記」
...寄りたかるテュロたちの一人一人に突っかかって行くのが頗る獰猛だった...
野上豊一郎 「闘牛」
...その有様(ありさま)は臭い物に蠅(はえ)のたかるようだ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...妾は生きて再び両親にも見(まみ)えがたかるべしなど...
福田英子 「妾の半生涯」
...立話してゐると人がたかる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ただ寄るとたかるとお店のお銭を...
正岡容 「小説 圓朝」
...われおもふに總ての學問は人を益するを待ちて纔(わづか)に成立つとも定めがたかるべし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...また停車場にて涙こぼしなどしたらんにはうしろめたかるべければとて...
森鴎外 「舞姫」
...この木に限つて小豆粒大の油蟲が木肌(はだ)一面にたかる...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...「何んぢや此の野郎柳の毛虫払ひ落せばまたたかる...
横光利一 「頭ならびに腹」
...汗にたかる土のハネ...
吉川英治 「江戸三国志」
...それに寄りたかる人の美言...
吉川英治 「私本太平記」
...とかく複雑な人物が寄りたかるものだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...口のまわりの生(う)ぶ毛にたかるとすぐ霜に化(な)るかと疑われるほど冷たいのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...汗の肌にたかる蠅を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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