...馬琴と違って酸(す)いも甘いも心得た通人だったから人をそらすような事は決して做(し)なかった...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...視線をそらすきっかけをうしない...
梅崎春生 「幻化」
...あんな風にして疑いをそらすなんてことはだれも考えていませんでした」「ところで」とブラウン神父はおうようにおちついて言つた……「あなたは話の最初に狂信者を持ち出しましたな……狂信者ならどんなことでもやりかねないというお話でした...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...銀子から目をそらすようにしていた...
徳田秋声 「縮図」
...自分の努力の悲しい終局からは本能的に眼をそらすのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...多くの人々はそれから眼をそらすことで脱落しているであろうが...
中井正一 「脱出と回帰」
...そのほかの点でも人の注意をそらすようなものがまったくなくなってしまった今になってやっと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...銃を取って、なんだこんなものといった顔つきで、身をそらす...
久生十蘭 「キャラコさん」
...苦痛がわたしを乱しそらすから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不幸から気をそらすがよいという彼の考えと切り離した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...目をそらすことができなかった...
山川方夫 「博士の目」
...こんなところの医員になるつもりで修業したわけじゃないんだ」「あなたはまた酔っていらっしゃるのね」「話をそらすな」と彼は云った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...――」と彼は痛みをそらすように...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...外は寒いでしょう」「話をそらすな...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...つとめてその座の空気から自分をそらすようにしていた...
山本周五郎 「つばくろ」
...この事実から眼をそらすな...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...老坂から道連れでツイそうは行かなかったんだ」と顎をしゃくって身をそらす...
吉川英治 「剣難女難」
...世間の耳目をそらすにはまたとないような桜月夜の――また“春眠暁ヲ知ラズ”の時刻だった...
吉川英治 「私本太平記」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
時事ニュース漢字 📺
