...その上に朱塗(しゅぬり)の曲禄(きょくろく)が三つすえてある...
芥川龍之介 「葬儀記」
...その上に絹製(きぬせい)の防水布(ぼうすいふ)と思われるものがかぶせてあり...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...天秤(てんびん)の上に白紙を置いてその上に壜の内容全部をとりだして測(はか)ったり...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...その上に第二層として更に黄金(おうごん)の粉末をもって鍍金(ときん)し...
海野十三 「振動魔」
...ここにありまする金庫を明けたいと存ずるものであります」「明くものかッ」「明くものなら先刻明いた筈だ」「まだその上に恥を掻きたいかッ」などと相変らぬ野次が飛んだ...
海野十三 「深夜の市長」
...丹澤の連山その上に遙か也...
大町桂月 「菅の堤の櫻」
...水をほしがつたり又その上にのみたがつたりする練吉を押へつけるやうにして寝かしたのだつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...なほその上に毎朝午前中に書くことになつてゐる新聞のつゞき物を一囘書いてしまひ...
近松秋江 「初雪」
...その上にまたそれら破片の現品がたんねんに当時のままの姿で収集され...
寺田寅彦 「災難雑考」
...その上に覗き出した木の茂みが...
中島敦 「光と風と夢」
...その上にまた老年が迫って来ては...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...その上に七八本の毛がマバラに生えている...
久生十蘭 「湖畔」
...まだその上におまけをよこせと言うのだそうだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その上に、自治精神を尊ぶ女子大から、強制……といふのかしら……従来の意味での、良妻賢母型にはめ込まうとするやうなS校への転校なんだから、私はクサつてしまつた...
平山千代子 「転校」
...全く教師等(ら)の所得にすることが出来たその上に...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その上にいい家を立てた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...その上に士官の許可を得ることが必要であった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その上に身をかがめたまま...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
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