...そそるような微風(そよかぜ)が...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...掛菜(かけな)をそそる音きけば...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...明治時代の「風俗画報」がわれわれに無限の資料を与え感興をそそるのもそのためであろう...
寺田寅彦 「自由画稿」
...思考の興味をそそることになるのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...もう一つ非常に僕の興味をそそる場景があるんだよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この種の虐待者の心をそそるのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...流石に好色の想いをそそる...
外村繁 「澪標」
...大留のうちには少年の心をそそるようなものがいくらも在った...
豊島与志雄 「少年の死」
...僕の感傷をそそる...
豊島与志雄 「慾」
...竜之助の気をそそる唯一(ゆいつ)のものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...と同時にそれは彼自身の広漠(こうばく)として心をそそる遠い過去の生前の記憶とも重なり合っていた...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...何ともいへない郷愁をそそる甘い香りがまぢかに感じられた...
原民喜 「雲雀病院」
...いわばひどく食欲をそそる存在のように思われ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...丁度亜米利加の詩ごころをそそる「土人の夏(インディアン・サンマア)」――所謂日本の小春日で...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...照子などの夢にも知らぬ「通」な手腕をメキメキと挙げてゐるのだといふやうなことを遠廻しに好奇心をそそるやうに言葉を弄して...
牧野信一 「愚かな朝の話」
...枯残せる冬天の蘆葦は帰雁に伴うて大いに詩情をそそるものである...
牧野富太郎 「植物記」
...たしかに近代的好色男(すきもの)の心をそそる肉體であらう...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...懐しさをそそるのであるが...
柳田国男 「故郷七十年」
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