...澁茶をすするべく門前の櫻餅屋のガラス戸を引いた...
心猿 「桜もち」
...縁に腰かけて一杯の茶をすするだけだった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...洟をすする音がひっきりなしにつづいた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その皮肉がますますするどくなるのに何の不思議があろう...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...粥をすするよりほかないのに...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...二匙(さじ)すすると...
太宰治 「逆行」
...よい仕事をしたあとで一杯のお茶をすするお茶のあぶくにきれいな私の顔がいくつもいくつもうつっているのさどうにか...
太宰治 「葉」
...二人とも朝飯なしでお茶をすする...
種田山頭火 「其中日記」
...香ばしい茶をすする...
種田山頭火 「私の生活(二)」
...卵の黄身だけをぬき出してすする癖があるので...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...断頭台は刑執行人の共働者であり、人を呑(の)みつくし、肉を食い、血をすする...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...血をすする獣性、餌物(えもの)をさがす飢えたる貪欲(どんよく)、爪と顎(あご)とをそなえ腹のみがその源であり目的である本能、それらのものは、平然たる幻の姿をおずおずとながめまたかぎまわす...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...幻とうつつとの間に座って私は玉露をすする...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...しくしく鼻をすする音に...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...唐辛子を浮かしてすする...
林芙美子 「新版 放浪記」
...唇をぬらすためにときどき小さなコップから水をすするのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...君たちを味わいすすることができたら――君たち凡庸の法悦よ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...粥をすする元気もねえんでオタスケ病院の医者に頼みこんだところが...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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