...山々の茅(かや)薄(すすき)と一連(ひとつら)に靡(なび)いて...
泉鏡花 「海の使者」
...ほんとうにアリのはいいるすきまもないわけです...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...うすきみわるく笑いました...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...くもの巣とほこりのどっさりたまった客間の戸だなと壁のすきまへかくしたことを思いだした...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...ほんとに油断も隙(すき)もありゃあしない...
豊島与志雄 「少年の死」
...もとは洋髪屋(ようはつや)の梳手(すきて)であった瑠璃子(るりこ)というのが...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...彼らに一寸(すん)の隙(すき)でも与えれば道也先生は壇上に嘲殺(ちょうさつ)されねばならぬ...
夏目漱石 「野分」
...その葢(ふた)の隙間(すきま)から湯気が立っていた...
夏目漱石 「門」
...すきを見ちゃあ喋りっこである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...裂(さ)けやすき糸の乱れの古袴(ふるばかま)正巴(せいは)これは前句祝宴なる故に...
正岡子規 「俳諧大要」
...わたしあなたがすきなんだから...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...食堂の座席もいっそう大きなすきまを見せていたし...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...斯うすき間だらけでは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...吝嗇こうなればもう、好(すき)な程、気楽にこの場のお客達を見ていられる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...五軒の紙漉(かみすき)小屋と...
吉川英治 「江戸三国志」
...革(かわ)だすきをかけながら訊ねた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それに反して光源氏は有名な好色人(すきびと)である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...一ぶの隙(すき)もない踊りが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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