...果ては一種のオルガスムスに似た微かな痙攣がマスミのしなやかな肩から上膊のあたりに波うつのさえ...
海野十三 「深夜の市長」
...この長虫がしなやかな草の上をうね/\滑つてゐるのを見ると...
薄田泣菫 「茶話」
...しなやかな指につまみ上げた金と銀との盃に...
薄田泣菫 「独楽園」
...逞しい幹が柔げられてうねりを見せて跳り上るやうに白い手を地上からのばして傾いてゐる上の方へ行くと空中で外の木の枝と枝とがしなやかに交つてゐる...
千家元麿 「自分は見た」
...しなやかで足取り軽く...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...子供は母親よりもしなやかでない老人の手を嫌った...
徳田秋声 「黴」
...しなやかに波うって...
豊島与志雄 「幻の園」
...妙にしなやかな運動をする...
中谷宇吉郎 「異魚」
...そのしなやかな両手を...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...小さくてしなやかではあったが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...彼女のしなやかな手足は僕に...
堀辰雄 「不器用な天使」
...伯爵夫人のしなやかな指に...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...しなやかなること...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...それがためにしなやかさを欠くようなことはなかった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...やがて女の児がつれ去られ泣きつかれた男の児はそのあとへ這い込む九歳のしなやかな日やけ色の手脚をまるめて名もなつかしいおじいさん椅子(グランドファザーチェア)はおだやかに 大きく黄ばんだ朽葉色気持の和むなきじゃくりとミシンの音は夢にとけ入り時計はチクタクを刻むとなりの子供はみんな出払った休日(やすみび)の宵...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しなやかに、竜の背からネプツウヌスの馬に8140乗り換えて来る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...よく心得た女体のしなやかな強さをあたえていた...
山川方夫 「愛のごとく」
...体躯は長くしなやかで...
吉川英治 「新・水滸伝」
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