...沈黙(しじま)の郷(さと)の偶座(むかひゐ)は一つの香(こう)にふた色の匂(にほひ)交(まじ)れる思にて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...夜のしじまを破って聞えて来たので...
上村松園 「謡曲と画題」
...派手(はで)な格子縞(こうしじま)のスカートに...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...(間)ドールン静寂(しじま)の天使とびすぎぬ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...灰色のシルクハットに格子縞(こうしじま)のズボンをはいた人物が...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
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中原中也 「在りし日の歌」
...ロンドンも静まりつつあったので、最新版新聞の売り子の叫び声が、夜のしじまに、ここからでもはっきり聞こえた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...「いくそ度(たび)君が沈黙(しじま)に負けぬらん物な云(い)ひそと云はぬ頼みに言いきってくださいませんか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのぶきみな深いしじまを縫って...
山本周五郎 「日本婦道記」
...派手な格子縞(こうしじま)の浴衣に兵児帯(へこおび)を捲きつけて...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...厳粛な静寂(しじま)を作っている光景を眺めまわしているうちに...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...吹き去る風の静寂(しじま)に返るのを待って...
吉川英治 「江戸三国志」
...仮寝のしじまを装っていると...
吉川英治 「三国志」
...深い静寂(しじま)の底にある...
吉川英治 「新書太閤記」
...梨地蒔絵(なしじまきえ)の太刀一腰(ひとこし)与えただけで...
吉川英治 「新書太閤記」
...五ふかい樹立(こだち)が静寂(しじま)の闇と漆(うるし)を湛えたような泉の区域を囲んでいた...
吉川英治 「親鸞」
...虫干仕舞(むしぼしじまい)...
吉川英治 「夏虫行燈」
...庭面(にわも)の静寂(しじま)をふるわせて来ると――男はやや焦躁(あせ)り気味に――なお聞きとり難(にく)い声をも聞こうとするように――前後もわすれていつか物蔭から這い出していた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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