...顔についた土埃のため、ざらざらとした...
梅崎春生 「桜島」
...ぼくたちは、ざらざらっと、冷い冷い鋼板(こうばん)の上にぶちまけられた...
海野十三 「もくねじ」
...博士の襟元(えりもと)にざらざらとはいって来た...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...だから聯想的(れんそうてき)形容詞でなく、厚ぼったい匂や、ざらざらな匂や、すべすべな匂や、ねとねとな匂や、おしゃべりな匂や、屹立(きつりつ)した匂や、やけどする匂があるのである...
高村光太郎 「触覚の世界」
...ざらざらとした感じの小汚い狐は...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...ざらざら使い崩すたちなので...
太宰治 「みみずく通信」
...ざらざらと云う音をさしながら胴体を右の方へ脱いで往った...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...」と菊太郎は砂でざらざらする青畳の上を...
徳田秋声 「足迹」
...其処の皮膚にはざらざらした毛穴が開いていた...
豊島与志雄 「理想の女」
...この路地裏に引越した其日から押入の壁土のざらざら落ちるのが気になってならなかったが...
永井荷風 「花火」
...ざらざらの用紙に鉛筆で履歴を書いて渡す...
林芙美子 「新版 放浪記」
...赭(あか)い土はざらざら手から洩(も)れ...
本庄陸男 「石狩川」
...ざらざらする蕎麦団子を食ってしまった子供に阿母は厳しく申渡した...
本庄陸男 「とも喰い」
...ざらざらとこぼれた...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...なにげなく握った妻の手はひどく荒れてざらざらとしていた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...エメラルドなどが皮の袋の中からざらざらと音を立てて出されるのは...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ざらざらと石を崩(くず)す音のした折(おり)である...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...こんなにもざらざらと銭(ぜに)を賭けることはない...
吉川英治 「平の将門」
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