...時々雨戸へさらさらと吹つかける音もするやうだ...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...さらさらと辻惑(つじまど)いに吹迷って...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...家のすぐそとに何やらさらさらと水の流れる音がしている...
相馬泰三 「六月」
...さらさらと水の流れるやうな音とともに二寸ほどの人形になつた...
太宰治 「陰火」
...さらさらないのですからね……どうです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...さらさらと軽やかな音とも云えない音がする...
豊島与志雄 「月明」
...その時私の頭の中でさらさらという音がした...
豊島与志雄 「蠱惑」
...さらさらと走るペン先と...
豊島与志雄 「聖女人像」
...さらさらと流れてる清い瀬には...
豊島与志雄 「田園の幻」
...さらさらと文字を綴りはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...さらさらしているのである...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...まず「さらさらの度」を測る要素を見出さねばならぬのである...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...「生命(いのち)なき砂の悲しさよさらさらと握れば指の間より落つ」「高きより飛び下りる如き心もてこの一生を終るすべなきか」と...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...絹のようにさらさら音を立てる...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...後に名残はさらさらなし...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...雪の質は乾いてさらさらとしているし...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...さらさらさっと八方へ...
正岡容 「圓朝花火」
...さらさらと紙の上に微かに走った...
吉川英治 「親鸞」
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