...東洋の港から港をさまようていると云ったのですよ...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...そこにさまようていてすぐは出なかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「連城」
...死生の境をさまようてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...さまようて歩くのかも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜な夜な長浜の町をさまようてみたところで...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏頂寺弥助の亡霊がさまよう越中の山境へも出でず...
中里介山 「大菩薩峠」
...さまようまなざしをいくらか引きとめるのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...生と死との境を夢幻の気持でさまよう金五郎には...
火野葦平 「花と龍」
...たゞ彼女の口先から洩れる数々の言葉とのみ慣れ親しんで何処かの空をさまようてゐるだけで...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...バイロン卿先祖伝来の海の上にさまようてゐるのだ君は 資本家独裁のための他のとてつもない法案の拘束を可決した後たゞ一つの弾圧法に散票を投じたことを生涯の誇りとする君は君の愛するあひるに対すると同じ情熱を××にそゝいだいのちうぬぼれにも君の扇動したと自任する人々が断頭台に上らされる頃にはすばやく見切りをつけて引きあげたのぢゃないか君の利害は君の赤票に...
槇村浩 「長詩」
...一様に阿鼻叫喚の巷(ちまた)にさまようた...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...あたりの暗(やみ)をさまよう螢の美しさに見とれていたので...
吉川英治 「江戸三国志」
...町をさまようておりました...
吉川英治 「三国志」
...夜風の中をさまようている不審な人影が見えますゆえ...
吉川英治 「私本太平記」
...どうしてこんな戦場の夜をさまようていたものか...
吉川英治 「私本太平記」
...ぶっそうだから」曠野(こうや)にさまよう子供と見て...
吉川英治 「神州天馬侠」
...仔細あってこの山間にさまようて来た者...
吉川英治 「新書太閤記」
...盤面の宙をさまようことやや久しく……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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