...意外なというごくごくささやかな眼だけの表情...
有島武郎 「星座」
...本郷館で些少(ささやか)な土産物をも買ひ整へた...
石川啄木 「天鵞絨」
...合せて八人のささやかな会合なのだ...
江戸川乱歩 「悪霊」
...数ヶ月前から健康を害した為房総(ぼうそう)の屏風浦(びょうぶがうら)にあるささやかな海岸の別荘へ移って転地療養をしてはいたが...
大阪圭吉 「花束の虫」
...そしてささやかなる平地に三脚を据えて...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...となりのまちでささやかな醜聞をいくつも作つた...
太宰治 「陰火」
...はげしい聲を耳もとへささやかれた...
太宰治 「道化の華」
...そのささやかなミルクホールの仕事を手伝っていた...
豊島与志雄 「紫の壜」
...私のささやかな反語であったが...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...奥のささやかな部屋に平次を案内しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一方はささやかな生垣に突き当って居ります...
野村胡堂 「百唇の譜」
...それによって生じるささやかだが好ましい環境が生まれることを...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...志ん太君の案内でひと足先へ新宿の廓の裏にあるささやかな料亭へ連れて行かれる...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...ささやかな木造の水浴小屋から海峡のほうへ向かって少しばかり泳いで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...十五六から二十近くまでの娘の心と云うものはまるで張りきった絃の様にささやかな物にふれられてもすぐ響き...
宮本百合子 「現今の少女小説について」
...どの家にもささやかながら庭があり庭には雨あとの水がたまつてゐる清い水の上に木の影がある...
室生犀星 「忘春詩集」
...今日の加増は余りにささやかだ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...市井にある庶民の一人としての住居にふさわしい、ささやかな、目だたない、質素な家に住むことを、藤村は欲したのであろう...
和辻哲郎 「藤村の個性」
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