...突き通した太刀(たち)のきっさきが...
芥川龍之介 「偸盗」
...さきへ歸つてしまつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そんなに重くはないよ」「……それに御行先(おゆきさき)の方面は只今気流がたいへん悪うございましてエヤポケットがナ……それにもう一つ残念ながら御行先の方の定期航路は一昨日(おととい)以来当分のうち休航ということになりましたので……それに……」「ああ...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...……話がさきに行きすぎた...
高見順 「いやな感じ」
......
高見順 「死の淵より」
...青い蝶や、黒い蝶や、白い蝶や、黄色い蝶や、むらさきの蝶や、水色の蝶や、數千數萬の蝶蝶がすぐ額のうへをいつぱいにむれ飛んでゐるといふのであつた...
太宰治 「逆行」
...みなその尋問の鋒先(ほこさき)をば全局面なる日本の将来はいかんという点に向けざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...さきほど七兵衛が窓から投げ込んで行った品物であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分(じぶん)の餓鬼(がき)のことおめえ全然(まるつきり)どうなつても管(かま)あねえたあ思(おも)へねえよこんで」勘次(かんじ)は足(あし)の先(さき)で土間(どま)の土(つち)を擦(こす)りながら默(だま)つておつたのいふのを聞(き)いた...
長塚節 「土」
...箸(はし)のさきにつけたこのわたを舌の上にたらす...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...蘭軒の室(しつ)飯田氏益(ます)は夫に先(さきだ)つて歿したので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さきには「よろよろの理性」「さ迷う理性」raison errante とも言っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それから、おばあさんのおへやにはいったら、いちばんさきに、おはようございますって、あいさつするのをわすれちゃだめよ...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「赤ずきん」
...彼女はさきに告白した...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...大月玄蕃の切尖(きっさき)に立ちむかって目覚しいほど縦横無尽に斬り立てて行った...
吉川英治 「剣難女難」
...さきに孔秀を斬ってきたことを公言した...
吉川英治 「三国志」
...――試合場(しあいじょう)のほうは、さきほどから、きわだってしずかになっていた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...前室町(さきのむろまち)将軍の義昭(よしあき)を自己の国土に引き取って養い...
吉川英治 「新書太閤記」
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