...清逸が会社か銀行にでも勤めていたら(そんな所にいる自分を想像するほど矛盾(むじゅん)と滑稽(こっけい)とを感ずることはなかったが)おせい一人くらいを家庭に取りかえすのは何んでもないことだったろう...
有島武郎 「星座」
...考えてみても滑稽(こっけい)なことじゃ」「なるほど...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...気の毒にも滑稽(こっけい)であった...
海野十三 「電気看板の神経」
...容赦(ようしゃ)なく酷刑(こっけい)に処すべきである...
太宰治 「畜犬談」
...滑稽(こっけい)なことに...
田中英光 「野狐」
...かえって滑稽(こっけい)になるだろうと思われるこの強調が...
寺田寅彦 「生ける人形」
...不規則に節くれ立った妙な滑稽(こっけい)なものにできそこねてしまうのである...
寺田寅彦 「糸車」
...そんな滑稽(こっけい)な記事はありにくいわけである...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...彼には滑稽(こっけい)な堕落的なことに思われた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はそういう儀式を滑稽(こっけい)だと思ったのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...僕もアジアは滑稽(こっけい)であることに同意する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...妓家(ぎか)酒亭の主人(あるじ)までが代議士の候補に立つような滑稽(こっけい)な話は聞きたくも聞かれなくなったが...
永井荷風 「枇杷の花」
...そいつの食い欠いた残りの半分を引(ひ)っ手繰(たく)って口へ入れたという時なんです」父の話方は無論滑稽(こっけい)を主にして...
夏目漱石 「行人」
...おびき出すという彼の言葉が自分には仰山(ぎょうさん)でかつ滑稽(こっけい)に聞えた...
夏目漱石 「行人」
...忽(たちま)ち一種の滑稽(こっけい)を感じた...
夏目漱石 「それから」
...現代的滑稽(こっけい)の標本だと思った...
夏目漱石 「それから」
...夫婦は若旦那と云う名を小六に冠(かむ)らせる事を大変な滑稽(こっけい)のように感じた...
夏目漱石 「門」
...時方は宮への御遠慮で返辞もよくすることができず心で滑稽(こっけい)のことだと思っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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