...健気(けなげ)にも...
海野十三 「振動魔」
...けなげな光りだった...
高見順 「いやな感じ」
...何だか変な物が望遠鏡に映ったから」「はい」健気(けなげ)な姉娘の須美は父の声の下(もと)に立上(たちあが)ると「姉さん...
竹久夢二 「おさなき燈台守」
...ここにひとり、わびしい男がいて、毎日毎日あなたの唄で、どんなに救われているかわからない、あなたは、それをご存じない、あなたは私を、私の仕事を、どんなに、けなげに、はげまして呉(く)れたか、私は、しんからお礼を言いたい...
太宰治 「I can speak」
...あの鶺鴒は、もっときびしく、もっとけなげで、どだい、人間なんてものを問題にしていない...
太宰治 「秋風記」
...けなげでもあり、また純真可憐な王子さま...
太宰治 「ろまん燈籠」
...我ながらけなげであると思われるほど...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...けなげにもなお攻城砲の前に陣取りて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...健気(けなげ)なるスペイン国民への加害であり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...殊勝(けなげ)なこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...健気(けなげ)に生い立った阿蒙(あもう)の変りかたではない...
夏目漱石 「虞美人草」
...健気(けなげ)な若殿であったけれど...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...前の料理女がひまを取ってからけなげに我慢していたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...けなげな討死の標本ともいうべきものであった...
柳田国男 「雪国の春」
...若い健気(けなげ)な創造の力に満ちた桃の花...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...――その健気(けなげ)な乙女(おとめ)ごころを天もあわれんだものか...
吉川英治 「神州天馬侠」
...健気(けなげ)にもいう弁次郎幸村の言にうごかされて...
吉川英治 「新書太閤記」
...恋一つを生命として負い通して来た――その強さと健気(けなげ)さにある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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