...間の悪げな気色(けしき)は隠せなかつた...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...一向弱ったらしい気色(けしき)も見せない...
芥川龍之介 「上海游記」
...細い線路がしなつたり――良平はそんなけしきを眺めながら...
芥川龍之介 「トロツコ」
...ここはもうさながらの冬のけしきで...
芥川龍之介 「日光小品」
...古藤が堅くなってしまってそれに応ずるけしきのないのを見ると葉子はますますいらだった...
有島武郎 「或る女」
...」笹村は気色(けしき)をかえた...
徳田秋声 「黴」
...腰抜け漢(め)!」「何?」気色立(けしきだ)つ双方の勢いに酔(え)いもいくらかさめし山木はたまり兼ねて二人(ふたり)が間に分け入り「若旦那も...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...道具をつけて立合おうとする気色(けしき)がなかなか見えません...
中里介山 「大菩薩峠」
...すまひよりはじめて事におきて優にはづかしきけしきたり...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこ一つ洗う気色(けしき)は見えなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「あなたの室(へや)から見た景色(けしき)は相変らず好うがすね...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...別段兄の言葉に取り合う気色(けしき)も見えなかった...
夏目漱石 「道草」
...面白き朧月のゆふべ柴の戸を立ち出でゝそゞろにありけばまぼろしかと見ゆる往來のさまもなつかしながら都の街をはなれたるけしきのみ思ひやられて新橋までいそぎぬ...
正岡子規 「鎌倉一見の記」
...そそけた蘆のはえた景色(けしき)に浪速(なにわ)の浦が思われるのへ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...青年はべつに気色(けしき)ばむことはなかったが...
室生犀星 「津の国人」
...五百は貞白の気色(けしき)を見て...
森鴎外 「渋江抽斎」
...夏草が風にそよぐけしきなどを見ると...
山本周五郎 「失蝶記」
...やや気色(けしき)ばんで...
吉川英治 「新書太閤記」
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