...くすんだ顏を上げて周圍を見る...
石川啄木 「菊池君」
...くすんだ黄色い地に...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...くすんだ色で塗った安物の花瓶が...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」
...ことごとく言うに言われぬ美しくくすんだいい色彩を示しています...
寺田寅彦 「先生への通信」
...パリのガール・デュ・ノールでは誰だか知らない人が書式へいい加減のことを書いてくれてそれで万事が滞(とどこお)りなくすんだのであった...
寺田寅彦 「チューインガム」
......
長塚節 「土」
...その代りにくすんだ更紗形(さらさがた)を置いた布(きれ)がいっぱいに被(かぶ)さっていた...
夏目漱石 「ケーベル先生」
...くすんだ色の低い灌木の生えた丘が遠く續いてゐる...
「修道院の秋」
...そのくすんだ渋さを聴くがよい...
野村胡堂 「楽聖物語」
...くすんだ煤黝(ビチューム)色になり...
久生十蘭 「キャラコさん」
...藍系統のくすんだ着付に...
久生十蘭 「西林図」
...壁のくすんだ掛毛氈(かけもうせん)...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...天井の低い大部屋、くすんだ外壁、照明は暗く、真鍮燭台(しんちゅうしょくだい)にろうそくが二本とわびしい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...くすんだ光が円を描くのである...
本庄陸男 「石狩川」
...幅の狭いくすんだ色の建物で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...曇り硝子(ガラス)のようなくすんだ光をもって見えたのである...
室生犀星 「幻影の都市」
...変にくすんだ色だこと」「これでも瀬戸物でしょうか」「石じゃあないの」「火事場の灰の中から拾って来たような物なのね」「墓の中から掘り出したようだわ」「墓の中は好かったね」七つの喉(のど)から銀の鈴を振るような笑声が出た...
森鴎外 「杯」
...杉本家の被害はかろくすんだらしいが...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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