...無暗(むやみ)にくすぐり立てるものあり...
芥川龍之介 「雑筆」
...輕快に喉をくすぐりながら通過して...
太宰治 「お伽草紙」
...その毛で自分の耳の中をくすぐり...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...くすぐりあうのを感じていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「少年たち」
...また快いくすぐりの感覺から或る悦びが生じてくるのか...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そして最後に私は苦痛及び快楽のくすぐりを身体の部分において...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...また快いくすぐりの感覚から或る悦びが生じてくるのか...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...こういう意味で私は本当の漫画と低級なポンチあるいはくすぐり画とを区別したい...
寺田寅彦 「漫画と科学」
...くすぐりましたよ』とやったんです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...十余人の舞子部隊に命令一下すると、「くすぐり合い」の乱闘がはじまったのは――甲は乙、乙は甲の、丙は丁の、咽喉の下、脇の下、こめかみ、足のひら、全身のドコと嫌わずくすぐって、くすぐって、くすぐり立てる...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲と丙とは、自分の身をすくめながら両面攻撃をやり出すと、丁と己とは、その後部背面を衝こうとする――いや、十余人が入り乱れて、くすぐり立て、くすぐり立て、その度毎に上げる喊声(かんせい)、叫撃、笑撃、怨撃は容易なものではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...終(つい)には「仰しゃらぬとくすぐりますヨ」とまで迫ッたが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...お勢が笑らいながら「そんなに真面目(まじめ)にお成(なん)なさるとこう成(す)るからいい」とくすぐりに懸ッたその手頭(てさき)を払らい除けて文三が熱気(やっき)となり...
二葉亭四迷 「浮雲」
...よくこうしたくすぐりを振っていた...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...被服廠(ひふくしょう)のところでお婆さんがどうしたとかいう奇妙なくすぐりがあったように覚えているが...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...――二つの寝顔は瞳を開けてそして寝床に入った暫らくの間を時々くすぐり合ったり...
室生犀星 「童話」
...合唱の群の一部わたし達は、この百千の枝の囁く揺(ゆら)ぎ、ざわ附く靡(なび)きの中で、笑談にくすぐり、そっとおびいて、生の泉を根から梢へ上げさせましょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...この快楽の笑うべきくすぐりを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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