...これには双鶴館のお内儀(かみ)も驚きくさるだろうて……」会社の辞令ですっかり倉地の心持ちをどん底(ぞこ)から感じ得た葉子は...
有島武郎 「或る女」
...否らざる病人で長く臥蓐に余儀なくさるゝ場合に於て...
市島春城 「読書八境」
...一種の病に罹つて厠に長い時間居ることを余儀なくさるゝ人々などは...
市島春城 「読書八境」
...いい加減くさるよ」私達は...
梅崎春生 「風宴」
...スミス警部くさる「なにをやっているのです...
海野十三 「海底大陸」
...「お、お、おじさん、こ、この死人というのは、人間じゃござんせんぜ」「ナ、ナ、何を言わしゃるのだ、皆様もきいてござるに」「何を言うものか、そ、そ、そこに、長い箱に寝そべっている、そりゃ何者じゃ」「仏(ほとけ)じゃわい、阿房(あほう)言うな」「仏、仏、おかしいわい、けがらわしい、そ、そ、そんな仏があるかい、畜生じゃ、畜生じゃわい」「ナ、ナ、何を言いくさる、おぬし、気が違ったか」「気は違やせんわい、お、お、おじさん、お前が気が違ったろう、お前ばかりじゃない、ここへ集まる、皆さんが、みんな気が違っていなさるのじゃわ」「ナ、ナ、ナ、ナニを御無礼なことを言わっしゃる、わ、わしはいいが、皆様を気違いじゃとは、そのおとがい――……」「気違いでなくて何じゃ、この、この人でなしは、この家へ入れるべきもんじゃない、皆様、皆様も、こんな人でなしの畜生のために、なに、御回向(ごえこう)がいろうぞい、おかしいわい、臍(へそ)がよれるわい」「わりゃ、わりゃ、まだぬかすか、ほんとうに慢心じゃ、ほんとうに気違いじゃ」「いいや、わしは気は狂わぬ、この人でなしをここへ連れて来た者が狂っている、ここへ集まった者は性根(しょうね)が腐っている」「まだ言うか、われ、そのおとがいを打砕(ぶっくだ)いてくれる」「砕けるものなら砕いてもらおうわい、その前にわしが言うことを聞いて置きや、この仏、仏ではない、人でなし、地獄、畜生婆あはこの川杉屋で何をしたか、皆様、知ってござろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひとを嘲弄(からか)ひくさるのぢやないかしらん?ところが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...二回目の「ガラ」が済むと六時、で、軍人会館の法政の学生の会てのへ出る(10)、又もや声が出ない、くさりつゝやり、終ってその足で、市政講堂の、ギャングの会で、くさる(10)...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その上芝居がつまらないんだからくさる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一寸くさる事にて...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...声全然悪く、くさる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この芝居がよければ、俺は又グッと株が上ると思ってゐたのに、こんなことではと、くさる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何しくさるでえ」とつめよせて来た...
宮本百合子 「田舎風なヒューモレスク」
...あんな事を言いくさる」と憤(いきどお)る人あり...
村井弦斎 「食道楽」
...是も『続猿蓑(ぞくさるみの)』には...
柳田国男 「木綿以前の事」
...松明(たいまつ)なんかくさるほどあるだろうな」「あるとも...
吉川英治 「神州天馬侠」
...この阿女(あま)め一人で腹を肥(こや)してくさる」「その...
吉川英治 「親鸞」
...子どもだましの説法していくさる...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
