...ギーイときしみながら船が大きくかしぐのにうまく中心を取りながら歩こうとすると...
有島武郎 「或る女」
...あっちこちの扉がきしみ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「少年たち」
...床板はギシギシときしみ...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...聞きしみていた三味線の...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...船の櫓のきしみを耳にしながら...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...ミリミリと家じゅうがきしみわたる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...昨日の吹雪には梁(はり)のきしみを聞いたような気がした...
本庄陸男 「石狩川」
...敷石のきしみも窓越しの裁断機や鋸(のこ)の歌もすべての響きが工場の塀越しに消えていった―――その塀はこんなにも低かった!若いボルセヴィキの吹くコンツモールの曲はコンクリの高壁を越えてひろ/″\と谺したそれは夏の朗らかな幽囚の青空に...
槇村浩 「同志下司順吉」
...観測小屋はしばらくぎしぎしきしみました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...その人達の目をさまさせないように椅子のきしみにも気をかねて...
「朝の風」
......
三好達治 「測量船拾遺」
...とさう昨夜も物うげに音を立てる雨戸のきしみを聞きながらゐた心が...
室生犀星 「故郷を辞す」
...……どこかの戸がきしみながらあいた...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...冰(こお)った土や枯草がみしみしときしみ...
山本周五郎 「橋の下」
...木のきしみはしないが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...馬車が高い崖路(がけみち)の高低でかたかたときしみ出す音を聞いてもまだ続いた...
横光利一 「蠅」
...きしみながら僅に扉の開いた向うから...
横光利一 「旅愁」
...何のきしみをも感じさせない応対ぶりで...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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