...陽気が悪いとおもったい! おらもどうも疝気(せんき)がきざした...
泉鏡花 「海異記」
...色白の顔面を縦横にきざんだ皺との対照が...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...たんぼの稲穂がそろそろ七月末にはきざしてくる...
高村光太郎 「山の秋」
...自分が先に階(きざはし)を下りると...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...この未熟で気障(きざ)な青年も...
中島敦 「光と風と夢」
...目覚めた私を置きざりにした...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...御心ざしさきざきかきつくして...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...とても長く彫(きざ)みつけてあった朝散太夫を子供心にすっかり覚えこんでしまったのだった...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...世は御方便や商売がらを心得て口取り焼肴(やきざかな)とあつらへに来る田舎ものもあらざりき...
樋口一葉 「にごりえ」
...ひとのいるきざしは...
久生十蘭 「あなたも私も」
...それにしても細君を置きざりにして逃げだす二時間前...
久生十蘭 「だいこん」
...」「えい、この悪党め!」チチコフが両手を振りしぼりながら、そう喚きざま、ずかずかと相手の前へ歩み寄ったので、セリファンは、旦那から鉄拳のお見舞を受けるのではないかと、びくびくしながら、二三歩うしろへ退った...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...こきざみにはげしくなる...
三好十郎 「その人を知らず」
...不幸の中に生きんよりは生きざるをよしとす...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...十数年前までは弘前在(ひろさきざい)に悪戸(あくど)窯があった...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...中にはいやみで、きざで、わざとらしく、鼻持ちのならぬものさえある...
柳宗悦 「民藝四十年」
...まだ若木のきざはしで...
山本周五郎 「日本婦道記」
...禿安(はげやす)という長脇差(ながわきざし)だの...
吉川英治 「松のや露八」
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