...かさかさにかわききった口びるからは吐く息気(いき)ばかりが強く押し出された...
有島武郎 「或る女」
......
石川啄木 「一握の砂」
...咽喉(のど)がかわき...
石川啄木 「悲しき玩具」
...やけつくようなのどのかわきをがまんし...
海野十三 「恐竜島」
...腹は減り、のどはかわき、目は廻った...
海野十三 「少年探偵長」
...一日でかわきます...
江戸川乱歩 「影男」
...疲れた旅人はここに会して芸術鑑賞という共同の泉から渇(かわき)をいやすことができた...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...左近将監もさすがにのどのかわきをおぼえてきました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...しろくかわきあがった土堤道だけが足もとにのこったが...
徳永直 「白い道」
...焼けるかと思えるまでに地面がかわききっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...久しくかわききっていたところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...さゝやかなる店に蔬菜のうれのこりたるも哀れなりうるほへば只うつくしき人參の肌さへ寒くかわきけるかも二十六日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...瀕死の蝶さへ渇望(かわき)はもつ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...やっと熬(い)りつくような渇(かわき)を紛(まぎ)らしていた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...会話の皮切(かわきり)に清子の夫を問題にする事の可否は...
夏目漱石 「明暗」
...句意は三伏(さんぷく)の暑き天気にかわきたる咽元(のどもと)を濡(うるお)さんと冷たき水を飲めば...
正岡子規 「俳諧大要」
...九時六分のかけ時計その青じろき盤面(ダイアル)ににはかに雪の反射来てパンのかけらは床に落ちインクの雫かわきたり...
宮沢賢治 「会計課」
...今迄のところはホンの皮切(かわきり)に過ぎないので御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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