...たちまち躍ったり跳ねたりし出したのはむしろ当然ではないであろうか? かつまた当時は塞外(さいがい)の馬の必死に交尾(こうび)を求めながら...
芥川龍之介 「馬の脚」
...かつまた蟹の仇打ちはいわゆる識者の間(あいだ)にも...
芥川龍之介 「猿蟹合戦」
...かつまたこの代赭色の海を青い海に変えようとするのは所詮(しょせん)徒労(とろう)に畢(おわ)るだけである...
芥川龍之介 「少年」
...シカシ例証として日本の作物を挙げて論じられた処は面白くも読みかつまたお庇(かげ)で蒙を啓(ひら)いた処もある...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...かつまた二葉亭に対して彼ほど厚情を寄せられるのを深く感謝しておる...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...かつまた正義感に強いことを知ってられるはずだ...
海野十三 「海底大陸」
...これは永年に亙る課長の修養の力でもあったり且又(かつまた)習慣でもあった...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...かつまたこれらの二つの方程式からが得られる...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...かつまた山高帽は丈夫にて雨にあたりても形崩れず...
永井荷風 「洋服論」
...かつまた人を威(おど)して克(か)つのは...
新渡戸稲造 「自警録」
...かつまた会読(かいどく)は入社後三...
福沢諭吉 「慶応義塾新議」
...たとえば日本士族の帯刀はおのずからその士人の心を殺伐に導き、かつまた、その外面も文明の体裁に不似合なればとて、廃刀の命を下したるが如く、政治上に断行して一時に人心を左右するは劇薬を用いて救急の療法を施すものに等しく、はなはだ至当なりといえども、この救急の政略を施すに、かねてまた、これを教育の組織に求めんとするは、肝油・鉄剤に求むるに鎮痛の即効をもってするに異ならず...
福沢諭吉 「政事と教育と分離すべし」
...かつまた Convolvulus japonicusThunb. はコヒルガオそのものであってヒルガオではない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...かつまたその使に来た女なのですから...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...――かつまた、義貞の性情として、高氏との対立感を、おいそれとは、除き切れないところもあった...
吉川英治 「私本太平記」
...長井将監は、都でもずっと自邸に宮の身をお預かりしていた者であり、かつまた、これから宮の遠流先(おんるさき)――讃岐ノ国詫間(たくま)の配所――までつつがなく送って行かねばならぬ重任を持つ身だった...
吉川英治 「私本太平記」
...かつまた、自分も、「父右府(うふ)のうらみ、いかで晴らさずにおこうや」と、悲壮なる決意の下に、江州土山まで進んでみたが、背後の領内伊勢にも、途上の伊賀地方にも、表裏二態をとって、応変(おうへん)の凶兆ただならないものがある...
吉川英治 「新書太閤記」
...欒廷玉(らんていぎょく)と仲がよい」「ほ?」「かつまた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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