...片端(かたっぱし)からいき(むし)っては棄(す)て...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...秋に収穫すべき作物は裏葉が片端(かたっぱし)から黄色に変った...
有島武郎 「カインの末裔」
...町の人たちがつくり上げたお金をかたっぱしからまき上げることができる...
有島武郎 「かたわ者」
...本棚の本を片端(かたっぱし)から取り出して見ていらっしゃいます...
有島武郎 「僕の帽子のお話」
...おなじような他の引出をかたっぱしからひっぱり出してみた...
海野十三 「金属人間」
...にせのマンホールのちかくの家を、かたっぱしから、しらべて、一軒のあやしげな家にしのびこみ、二階の窓から、小さな女の子が、たすけをもとめているのを見ました...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...かたっぱしからしらべられ...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...かわいそうに逃(に)げまどうやつを片端(かたっぱし)からやっつけてしまうのです...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...すべての地廻りを片端(かたっぱし)から悩殺し...
谷譲次 「踊る地平線」
...其処等のものを片端(かたっぱし)からさっ/\と形付け始めた...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...逃げまわっている者もずいぶんあることだろう」「――――」「その徳川(とくがわ)にそむいた人々をかたっぱしからすくいだせば...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...僧侶と信徒をかたっぱしから虐殺するという大破壊を二世紀にわたって行なったため...
久生十蘭 「新西遊記」
...彼の研究の自由はかたっぱしから彼の行為の自由によって否定されてゆく...
三木清 「危機における理論的意識」
...そのアサをかたっぱしからつむいであげよう...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「三人の糸くり女」
...三月(みつき)縛(しば)り三割天引という東京切ってのスゴイ高利貸連を片端(かたっぱし)から泣かせて...
夢野久作 「近世快人伝」
...調べる片端(かたっぱし)から不眠不休でノートに致して参りましたのですが……おかげで持病の喘息(ぜんそく)が急に悪化しまして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...――そのほか、解官停任(げかんていにん)の公卿(くげ)ばらも、かたっぱしから、獄舎(ひとや)同様な囲(かこ)いに抛り込んで監視するなど、粛清(しゅくせい)のあらしは、一時、満都をふるえあがらせた...
吉川英治 「私本太平記」
...通りがけの部落をかたっぱしから荒らしてきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
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