...切子硝子がかすかな音を立てて...
池谷信三郎 「橋」
...かすかな人のけはいが外へむかってかけだしたようだった...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...カタカタカタ……かすかな物音...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...かすかな音はたてたかもしれぬ...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...湖面にかすかな風があたったのか...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...するとかすかな心配がやつて來た...
立原道造 「白紙」
...かすかな衣ずれがする...
津村信夫 「月夜のあとさき」
...油の乏しくなった燈明がジイジイいうかすかな音を立てて...
徳田秋声 「新世帯」
...時々、かすかな光が、彫像が列になっているところに差し込みました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...しかし賣子をかすかな燈に照して見れば...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...どうかするとかすかな苦悩をともなって来るのでもあった...
原民喜 「冬日記」
...危惧と不安とのかすかな感じ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...またかすかな音も聞きとることができる...
宮城道雄 「音の世界に生きる」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...その隙間(すきま)から蛍(ほたる)以上にかすかな灯(ひ)の光が見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かすかな燈火(ともしび)の明りにすかして...
森鴎外 「山椒大夫」
...鶴(つる)看(み)る窓の月かすかなり風吹ぬ秋の日瓶(かめ)に酒無き日この「風吹ぬ」を私などは「風吹かぬ」と解し...
柳田国男 「木綿以前の事」
...かすかな物音がもれていた...
吉川英治 「私本太平記」
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