...飛脚は背後(うしろ)から抱きかかえるようにして女に力をつけてやった...
田中貢太郎 「鍛冶の母」
...右の手で泣き叫ぶ四つになる末の女の児を抱きかかえるようにしていた...
田中貢太郎 「変災序記」
...死体を抱きかかえるくらいなら...
豊島与志雄 「肉体」
...女の腕をかかえると...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...長い袂(たもと)をかかえるばかりか...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...……太陽を人間は両手で抱きかかえることはできない...
永井隆 「この子を残して」
...太陽を直接抱きかかえることはできなくても...
永井隆 「この子を残して」
...この小高原の一端に巣喰う屋敷野の村里を抱きかかえる態だ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...白木の三方(さんぼう)をかかえるところであった...
本庄陸男 「石狩川」
...分ち選ぶ理智を捨てて抱きかかえる情意によってそれを知る...
三木清 「人生論ノート」
...奥さんが私を抱きかかえるようにして玄関へあげてくれた...
宮城道雄 「五十年をかえりみて」
...かかえるようにして光の輪の所へ来る)あたしもそう言うんですけど...
三好十郎 「冒した者」
...二人か三人の大人がどうやらかかえることの出来るような太さのもあるのであった...
山之口貘 「梯梧の花」
...背後から抱きかかえるようにして栗野夫人が...
夢野久作 「笑う唖女」
...」と云いつつ矢代の腕をかかえると...
横光利一 「旅愁」
...脇息(きょうそく)をかかえるなり...
吉川英治 「私本太平記」
...もとのように書物をかかえると...
吉川英治 「新書太閤記」
...と、腹をかかえる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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