...自分にもこんなおぼこな思いが潜んでいたかと思うと...
有島武郎 「或る女」
...――たいへん美しいというためばかりじゃないと(その時古藤はおぼこらしく顔を赤らめていた)思っています...
有島武郎 「或る女」
...おぼこな態度で客あしらひをした...
有島武郎 「お末の死」
...鰺(あじ)やおぼこの釣れないことは心得ておるから...
泉鏡花 「悪獣篇」
...達磨返し、しゃこ結び、世帯おぼこ、三ツ葉蝶、新蝶大形鹿子、新蝶流形、新蝶平形、じれった結び、三ツ髷、束ね鴨脚、櫛巻、鹿子、娘島田、町方丸髷、賠蝶流形、賠蝶丸形、竹の節...
上村松園 「髷」
...いくつになっても初心(おぼこ)娘の純真さを失わない彼女であった筈だけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「実に興味深い研究対象だ、あのおぼこ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...おぼこの娘の身の上のことでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...おぼこらしく顔を赤めてお茶を召し上れか...
林芙美子 「放浪記(初出)」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...野桜と桜桃(さくらんばう)の樹のおぼこらしい叢林(しげみ)は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...しかもおぼこな処があつて...
正岡子規 「病牀六尺」
...おぼこじみた女なので長い間...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...きみは一々返事をしたことがおぼこに見えたんだよ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...岡田さんにはおぼこ娘の恋のようで可笑(おか)しいと思われよう...
森鴎外 「雁」
...我々の娘たちよりもおぼこであったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まるっきりおぼこ娘だってこたあ...
山本周五郎 「風流太平記」
...処女(おぼこ)な娘と思って――まったく一杯食ってしまったんで」「帳場の立て替えや...
吉川英治 「宮本武蔵」
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