...おとなしい少年が交(まじ)つてゐた...
芥川龍之介 「点心」
...それでもおとなしい永田はてくてく彼女の後からついてきた...
伊藤野枝 「わがまま」
...すると、敷島は、あの人は若い樣だが、自分より三つも四つも年うへであり、また、おとなしいので、近々引かせて呉れるお客がついてゐるなど云ふことを語つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...恐竜は元来おとなしい動物じゃないんですか...
海野十三 「恐竜島」
...いつもこの辺をウロウロしているおとなしい奴だよ」先方(むこう)では大宅を知っていたのか...
江戸川乱歩 「鬼」
...薫は画家でおとなしい人なので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...おとなしい男やけれど...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...「驚いたね」屑(くず)鉄買いなんかはまだおとなしいほうだと俺は思った...
高見順 「いやな感じ」
...とてもおとなしい...
太宰治 「十二月八日」
...……夫婦で洗ふ赤児がおとなしい夫婦喧嘩もいつしかやんだ寒の月夕ぐれのどの家も子供だらけだ酔うほどは買へない酒をすゝるのか一月廿三日雨...
種田山頭火 「行乞記」
...おとなしいくせに君はたいへんなことを考えてるんだね...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...おとなしい好人物だと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おとなしい子だよ...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...すぐ隣りのおとなしい梅園の手を引っ張った...
直木三十五 「南国太平記」
...この時はめっきりおとなしいものだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...自然を橙色(だいだいいろ)に暖ためるおとなしいこの日光が...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...貴島のあの殆んど女性的とも言えるおとなしい人柄や顏つきを思い出していた...
三好十郎 「肌の匂い」
...おとなしい笑いをたたえながら...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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