...雨が襟脚(えりあし)に落ちたので初めて寒いと思った...
有島武郎 「或る女」
...すつとした襟足(えりあし)で...
泉鏡太郎 「艶書」
...雪のような頸脚(えりあし)が見えた...
泉鏡花 「縁結び」
...頸脚(えりあし)に幽(かすか)な...
泉鏡花 「怨霊借用」
...カサコソと捲きおこる秋風が呉子さんの襟脚(えりあし)にナヨナヨと生え並ぶ生毛(うぶげ)を吹き倒しても...
海野十三 「振動魔」
...川丘みどりの真白な襟足(えりあし)のあたりを盗(ぬす)み視(み)して万更(まんざら)でない気持になっていた...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...黒髪(くろかみ)うつくしい襟足(えりあし)ががっくりとまへにうちのめつた...
竹久夢二 「桜さく島」
...水の滴(したた)るような襟足(えりあし)の美しさ...
中里介山 「大菩薩峠」
...襟足(えりあし)の長い女である...
夏目漱石 「草枕」
...彼女は自分にただ黒い髪と白い襟足(えりあし)とを見せて坐っていた...
夏目漱石 「行人」
...美しいえりあしのこぼれ毛をふるはせてゐる...
長谷川時雨 「水色情緒」
...その柱はひどくグラグラしていて天井から砂埃(すなぼこり)が二人の襟足(えりあし)に雲脂(ふけ)のように降りかかって来た...
林芙美子 「清貧の書」
...衿足(えりあし)の白い運転手が...
林芙美子 「泣虫小僧」
...慾にはもうすこし生際(はえぎわ)と襟足(えりあし)とを善くして貰(もら)いたいが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...頭(かしら)はえりあしよりいぼじり巻きに巻き上げて...
三宅花圃 「藪の鶯」
...白い襟足(えりあし)と瘠せた肩とを目に入れ...
室生犀星 「後の日の童子」
...その細(ほっ)そりした襟脚(えりあし)に気がついて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ふいに蛇のような襟頸(えりあし)を伸ばして...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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