...うわべ許りで騒いでいる様じゃ...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...表面(うわべ)は贅沢(ぜいたく)に暮していても内証は苦しかったと見え...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...下心(したごころ)あるうわべだけの行為ではなく...
海野十三 「超人間X号」
...うわべに落ち着きを見せなければならないと思いながら...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...うわべは己を軽蔑(けいべつ)したりするけれども...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...表面(うわべ)は陽気に面白可笑く...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...彼は自分のうわべを隠さなければならなかった...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...うわべばかりの友だちから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...うわべは整然としてるようであるが...
豊島与志雄 「立枯れ」
...とても外面(うわべ)だけを飾って出たところで仕方がありませんな」「そうですとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...御前は甲府お勝手へお廻りになったと聞いたが……」表向(うわべ)は鄭重(ていちょう)に迎えたこの茶屋の内儀が...
中里介山 「大菩薩峠」
...うわべだけでない親切気のあった人――ついした間違いが...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうした外観(うわべ)だけを見ている人は...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...表面(うわべ)には見(み)えねど世間(せけん)の奧樣(おくさま)といふ人達(ひとたち)の何(いづ)れも面白(おもしろ)くをかしき中(なか)ばかりは有(あ)るまじ...
樋口一葉 「十三夜」
...両足は舳のせまい上縁(うわべり)にしっかり踏んばり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...水陸のけじめは表辺(うわべ)のみで...
柳田国男 「海上の道」
...一体男女の区別と申すものが従来(これまで)のは余りに表面(うわべ)ばかり一部分ばかりを標準にしてはおりませんか...
与謝野晶子 「産屋物語」
...いまに、それを奪(と)りかえしに追(お)いかけてきたら、あの蛾次郎を独楽にまわして、ひとつ、さぐりをかけてみようと手ぐすね引いて待つのであったが、うわべは、心棒(しんぼう)がゆるんでいるように見えて、ときどき、大人(おとな)の鼻(はな)を明(あ)かす横着独楽(おうちゃくごま)、こっちの腹(はら)を読んでいるのか、なかなかやってきそうもない...
吉川英治 「神州天馬侠」
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