...天幕のすきまからはいつてくる風にあおられて波のようにうねる映写幕には日露戦争の実況(?)が写つていた...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...一方は湖水を見はらしてうねる細道...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...あるいはうねる枝をもち...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...彼女は岩と茨の叢(くさむら)の間をうねる小径づたいに岡のてっぺんに出て...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...上に藍色の蛇うねる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...さながらうねる大蛇(おろち)に迫られた哀れな野兎...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...椰子の葉摺(はずれ)の音と環礁の外にうねる太平洋の濤(なみ)の響との間に十代も住みつかない限り...
中島敦 「南島譚」
...うねる流を傍目(わきめ)もふらず...
夏目漱石 「薤露行」
...長々と北にうねる路(みち)を...
夏目漱石 「虞美人草」
...細くうねる頸筋(くびすじ)を今真直に立て直す女の姿が目つかった...
夏目漱石 「野分」
...額に靜脈のうねるのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あとはもうねるばかりである...
浜尾四郎 「夢の殺人」
...うねる志を持つ稀世の英傑...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...十時といふのにもうねる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...うねるような歩き振り――ひどく外輪にした爪先を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...あたし、もうねるわ...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...渺(びょう)として同じような草の波がうねるばかりな女影の迷路を...
吉川英治 「江戸三国志」
...関ヶ原の曠野と盆地をうねる河川は真っ赤に濁り...
吉川英治 「大谷刑部」
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