...そしていわば降りだしたばかりの雪のようにふわふわしています...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...いわばなるだけ面倒な事には関係しないで仕事に励み忠実熱心である方ですから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そういういわば弱虫が...
太宰治 「わが半生を語る」
...そして彼の観念をいわば私の精神の宝庫から引き出すことが起るたびごとに...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...いわば懸賞の対象でなければならない...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...いわば無意識の世界のことをいうのであるが...
中井正一 「美学入門」
...いわばスモッグの本家本元であるからしかたがない...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...いわば卑近な問題だと...
中谷宇吉郎 「風土と伝統」
...時がたつうちにこれらの部分のそれぞれにいわば俗称ができ上がりました...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...いわば、黙々として死んでいった...
久生十蘭 「魔都」
...一同の期待にかかわらず、今のところは皇帝説の方が優勢で、いわば、藪を突ついて蛇を出したてい...
久生十蘭 「魔都」
...いわば受難の連続で...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...島抜けの法印は、くわしく、浪路の身の上を知らないに相違なかったが、いわば、因縁のあさからぬものがあるにはあったのだろう――なぜなら、この荒法師の、心やりがあったればこそ、たとい、最期(いまわ)の際にしろ、彼女は、雪之丞に、一目だけでも逢うことが出来、その抱擁(ほうよう)の中に、いのちを落せたのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...いわば神がかりの主観にたって...
宮本百合子 「新しい潮」
...「一連の非プロレタリア的作品」をめぐる論争とその人間図絵の過程を通って、いわばわたしは、わたしとして真実身についた階級的抵抗力をもつことができたのであった...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...またいわば歴史そのものが人間がどういうように幸福に生きようかと努力して参りましたその足跡なのです...
宮本百合子 「幸福の建設」
...いわば生活と切っても離れぬ存在なのです...
柳宗悦 「民藝の性質」
...どうしても逃げ口がない八方ふさがりの密室! いわば暗剣殺(あんけんさつ)の居所(いどころ)であります...
吉川英治 「江戸三国志」
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