...糸女(いとめ)のみなりしに...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...祖母なる人のいとめでいつくしみ給ひて...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...六月に氷をみる事江戸の目には最珍(いとめづら)しければ立よりて熟視(よくみれ)ば...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...よく彼に連れられて棟梁の大留(だいとめ)の仕事場に行って大工の見習をし...
豊島与志雄 「少年の死」
...この屋敷一軒だけで食いとめたのはまだ幸いでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あそこで食いとめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっと食いとめながら眼をまるくして...
中里介山 「大菩薩峠」
...死ぬのも未練に食いとめられそうだ...
夏目漱石 「行人」
...彼の期待も急に門前で喰いとめられなければならなかった...
夏目漱石 「明暗」
...そうしてそれを喰いとめたものがお延であるか...
夏目漱石 「明暗」
...それを喰(く)いとめて...
本庄陸男 「石狩川」
...どうあってもくいとめるべきものに思われた結果...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...どんな用事もくいとめるのかもしれないとは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...戦争を喰いとめようとする努力そのものが戦争の原因になりつつある...
三好十郎 「冒した者」
...さうは出來ないとめたん子は考へてゐる...
室生犀星 「めたん子傳」
...そしてこれが千早の孤城に拠って関東数万の大兵を百七十日ものあいだくいとめていたのみならず...
吉川英治 「私本太平記」
...猛烈な城兵の突撃を幾分かくいとめてはいたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし西方への視界拡大の運動はそれによって喰いとめられはしなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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