...――『いかにも遠(とお)い昔(むかし)のこと...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...「いかにも醉っちゃおりますがね...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ただいかにもうれしそうに...
豊島与志雄 「山の別荘の少年」
...土地の顔役らしい男がいかにも事あり気に彼方此方(かなたこなた)と歩き廻っていた...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...絣(かす)りの着流しに八字髯(はちじひげ)を生(はや)しながらその顔立はいかにも田舎臭い四十年配の男が一人...
永井荷風 「寺じまの記」
...無邪気でそしてまたいかにも下賤(げす)ばったこれら愚民の習慣は...
永井荷風 「日和下駄」
...いかにも気軽であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...ハッキリといかにも生き生きして見えるということだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...いかにも悪い人間でした...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...ともかくこの日妻はいかにも落著き払つてゐた...
二葉亭四迷 「嫉妬する夫の手記」
...いかにも清浄な仕事で私は見ていていつも感心していた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...古風(こふう)な庭園(ていえん)はいかにも優雅(ゆうが)です...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...国内旅行右から左にお受けしてはいかにも計画的のようで変だからというので...
柳田国男 「故郷七十年」
...いかにも心のこりらしく云った...
山本周五郎 「橋の下」
...いかにも、沈着な女の姿に返っているのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...いかにも、実直者らしい...
吉川英治 「私本太平記」
...「いかにも、十手をとる以上は、飽くまで私情を殺さねばならぬ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...郁次郎であったと申すか」「いかにも」「それがどうして...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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