...まあいいかげんに辞書を引いては...
芥川龍之介 「仏蘭西文学と僕」
...何をいいかげんな……それは白々(しらじら)しさが少し過ぎている...
有島武郎 「或る女」
...もう僕も饒舌(じょうぜつ)はいいかげんにする...
有島武郎 「片信」
...いいかげんにしたまえ...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...みないいかげんな結婚をして...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...ただいいかげんにこしらえればそれでいいものだと思っているのがあるいはありはしまいか...
寺田寅彦 「断水の日」
...それで手足の指などは自分のからだの一部とは思われないように冷え凍えてこちこちしている代わりに頭の中などはいいかげんにあたたかいものがよい程度に充実しているような気がしている...
寺田寅彦 「春六題」
...ちよつぺいが「とらう とらう」とせきたてるので今日が今日まで伯母さん相手に四王天清正の立廻りのほかやつたことのない私ははたと当惑したがのつぴきならず「あぶないからそうつとだよ」と弱いことをいひながらいいかげんに取組んだ...
中勘助 「銀の匙」
...いいかげんの物好きでなければならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...まあいいかげんな生返事(なまへんじ)をしていた...
夏目漱石 「三四郎」
...私がこうやって好加減(いいかげん)な事をしゃべって...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...事件を想像して好加減(いいかげん)な事を並べて平気でいるよりも遥(はるか)に熱心な御研究であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...いいかげんにしとけと...
新美南吉 「屁」
...お袖 いいかげんに...
三好十郎 「好日」
...敦子 そら、だから、そんないいかげんな――春子 だって、いいかげんだか、どうだかがどうしてわかるの? 男の方とはただいろいろとお附き合いをしていただけですもの、深いことは私にわかりゃしないわ...
三好十郎 「樹氷」
...なんでも扱つて金もうけをしようと言つた――いいかげんなものです」「社長というのは?」「黒田という人です...
三好十郎 「肌の匂い」
...いいかげんな口実はつくらない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...シャンパーニュ州の妙なる美酒にいいかげん酩酊した...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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