...しかし珠子があれ以来私に対し行方をくらまし...
海野十三 「大脳手術」
...あれ以来、どうも調子がよくないんだよ」「困ったわねえ...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...怪しい影道夫は、あれ以来、くやしさに煮えかえるような胸をいだいていた...
海野十三 「四次元漂流」
...妙子があれ以来その男を思いつづけていたとしたら...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...あれ以来というものは...
太宰治 「女の決闘」
...小林の談(はなし)によって想像されるあれ以来のお柳は...
徳田秋声 「爛」
...弘は、好奇心から見たあの事件の為に、あれ以来、一夜として安眠を得たことがないのです...
浜尾四郎 「正義」
...あれ以来小松は落合の邸で三十年もハムレットになりきったまま生きていたんだ...
久生十蘭 「ハムレット」
...汝との手紙が一回往復される間には大概予の居住は変つてしまふのだ! あれ以来予は既に三個所も居を移してゐる...
牧野信一 「消息抄(近頃書いた或る私の手紙から。)」
...喜助はあれ以来バクチの方はフッツリ断って大工の仕事に身を入れて稼いじゃくれましたがね...
三好十郎 「樹氷」
...あれ以来あの時のことを話題にされるようなことはないではないか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかし、あれ以来ずっと、松吉も逢っていないという...
山本周五郎 「風流太平記」
...あれ以来寸刻も忘れ得ず先生の油断を狙いました...
山本周五郎 「松林蝙也」
...「父の仇、曹操を亡(な)くさぬうちは」と、馬超はあれ以来、蒙古族の部落にふかくかくれて、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)、今日の再興に励んできたのであった...
吉川英治 「三国志」
...あれ以来、つい軍務に忙しくて、朝夕訪れもしてやらなかったが、……山もめっきり寒くなって来たし――心細く思うていたろう」秀吉はやさしい...
吉川英治 「新書太閤記」
...一晩泊って語り明かした――あれ以来であったかとおもう...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...いつ二人の婚儀を挙げて下さいますのか」「……もう少し先に」「いつのお言葉も」と、政子は、彼のにえきらない口吻(くちぶり)をやや蔑(さげす)むように、「もうあれ以来、半年もこえているのに、まだいろいろなご準備ができないのですか」「婚儀には何の支度もいらぬが、それを挙げるには、同時に、大きな覚悟が要(い)る」「分りきっている事です...
吉川英治 「源頼朝」
...それはあれ以来冷めない火のように...
吉川英治 「柳生月影抄」
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