...百里の波を翻すありさまは...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...孤独の状態(ありさま)を...
石川啄木 「鳥影」
...ほとんど各社とも一つの作品に付随する音楽の全部を一晩か二晩で入れているありさまである...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...そのありさま、毫もわが国の日曜に異ならず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...老僕驚きて不審にたえざるありさまなれば...
井上円了 「おばけの正体」
...渠は自分が幹事の忘年會が湖月で多くの藝者などをまじへて賑やかに飮んでゐるありさまを想像しながら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...このありさまを見て...
海野十三 「怪塔王」
...今日生存している動物種属が現在のありさままでに進化しきたった経路はすべて過去の歴史に属するゆえ...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...然(しか)るに這麼不潔(こんなふけつ)な有樣(ありさま)では駄目(だめ)だ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...などと追懐にふけっているとわたしの空想はそれからそれへと当時のありさまを幻にえがいて...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...そうしてそういう武士のはたらきと上に述べたような経済上のありさまとは互にからみあっていたので...
津田左右吉 「日本歴史の特性」
...昨夕(ゆふべ)の有様(ありさま)を何遍(なんべん)となく頭(あたま)の中(なか)で繰(く)り返した...
夏目漱石 「それから」
...子供の行末を思うその時の私の心事は実に淋しい有様(ありさま)で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その等身胸像の原型が造られてゆくありさまを緯となし...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...内部のありさまも以前は知つていた...
三好十郎 「肌の匂い」
...くりっと動くありさまが見えるのだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...勝手な事をしてやろうと腕に捩(より)をかけて待っているような情勢(ありさま)であります」「フムフム...
夢野久作 「巡査辞職」
...続いて残る九人の生命(いのち)が相次ぎて磔刑柱(はりつけばしら)の上に消え行く光景(ありさま)を...
夢野久作 「白くれない」
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