...あらましお伝(つた)えすることに致(いた)しましょう...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...土手の木の根元に遠き春の雲松風や日々濃くなる松の影あらましを閉せしのみの夕牡丹夏草や野島ヶ崎は波ばかり眼の前を江の奥へ行く秋の波降る雪や明治は遠くなりにけり (昭和十二年四月二十六日)...
伊丹万作 「広告」
...其あらましを言ふと...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...そのもの語(がた)りたるあらましをこゝに記(しる)す...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...明くる日上本町へ出かけて行って姉にあらましの話をし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...夫婦の関係をあらまし推察し得た様な気がしたので...
夏目漱石 「それから」
...馬の為だけでもあらまし吾家の財産は借金に代つてゐたらしいのよ」「…………」凧以来であることを私は伝へ聞いたことがある...
牧野信一 「鱗雲」
...容態荒増(あらまし)如此(かくのごとくに)候...
正岡子規 「墨汁一滴」
...私はすこし片づけもの(この間から私たちの話に出ていた)をして来ようと思ってあらまし仕度したら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしは唯そのほんのあらましだけしか了解しない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あらましだけでも述べておかねばならぬ...
柳田国男 「こども風土記」
...此方(こちら)は実はあらまし見当がつくのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...松山どのからもあらましうかがっているのです」「それは困った」と甲斐は太息(といき)をついて云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...あらましは授(さず)けてあるが...
吉川英治 「私本太平記」
...あらまし復命をすますと...
吉川英治 「私本太平記」
...あらまし安保の人数でございまする」「手柄な者だ...
吉川英治 「私本太平記」
...あらましは早お討死です...
吉川英治 「新書太閤記」
...「いけませぬ」彦右衛門が答えると、あらまし、それとは知っていたように、秀吉も、「だめか」といった...
吉川英治 「新書太閤記」
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