...豊かなみのりに満ちあふれる山あいの地...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「わたくし自身について」
...18みどりのなかに生(お)ひいでた 手も足も風にあふれる薔薇の花...
大手拓次 「藍色の蟇」
...水のあふれるやうに句となつた...
種田山頭火 「一草庵日記」
...希望が胸にあふれる一方...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...止め度もなくあふれる涙の中へ顔をいつまでも埋めていた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...あふれるばかりのよろこびのために鳴り出したようだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...その中にあふれるばかりの水をひっそりと湛(たた)えていた...
久生十蘭 「地底獣国」
...物置きに投げ込んであった喇叭(ラッパ)銃に煙硝と鹿撃(う)ちのばら玉をあふれるばかり詰め込み...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...夕(ゆうべ)の祷(いのり)の鐘のひびきも満ちあふれるようなよろこびを告げる...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...両腕にあふれるやうな外套であつた...
牧野信一 「タンタレスの春」
...それを蔽うてあふれるものもある...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
......
森川義信 「廃園」
...胸にあふれるほど...
山川方夫 「演技の果て」
...甚(はなは)だしく精悍(せいかん)で肉慾的な感じがあふれるのであった...
山本周五郎 「似而非物語」
...――」とお直が感情のあふれるような声で呼びかけた...
山本周五郎 「ちゃん」
...胸いっぱいに温かい湯が満ちあふれるようなあまやかなおもいに包まれ...
山本周五郎 「やぶからし」
...そして情緒のあふれる文言であって...
山本周五郎 「山彦乙女」
...「絹やびろうど」の着物を着た住民があふれるほど住んでいる...
和辻哲郎 「アフリカの文化」
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