...あんまりあの野郎の権幕が御大(ごたい)さうなものだから...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...若しもあの野郎どこかでふん捉まりでもしやがつたら……えゝツ何んと云ふ忘恩者だ...
新井紀一 「怒れる高村軍曹」
...あの野郎がわたしのこの咽喉(のど)をおさえて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「その甚助を何で殺した」「あの野郎の親は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「あの野郎ぢやありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中年者の男がちょいちょい来るそうですよ」「そんな事だろうよ」「早くあの野郎を縛って下さいよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの野郎、越前屋から行った急使を一日早く発たせて、その後から金に糸目をつけずに飛ばし、七日目か八日目に江戸へ着き、案内知った自分の家へ紛(まぎ)れ込んで様子を捜(さぐ)った上、金次の煙草入を持出して、清六の風呂へ出るのを待ち受け、途中から柳原河岸へおびき出して殺したんだ」「首を斬ったのは?」「煙草入が証拠にならなかったら、浪人の岩根源左衛門に疑いを向けるつもりだったのさ」「ヘエー」「それから松五郎を狙(ねら)って殺し、遺言状をうやむやにして越前屋を乗っ取るつもりだったんだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大層勢ひ込んでゐるぢやないか」「あの野郎...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...驚いたの驚かねえの」「何をまた驚いて居るんだ」「あの野郎ですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...綱一本を頼りに下まで楽々とすべり降りた人間があったことはお前も知っているだろう」「あの野郎ですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...嫌がるのを無理に押えて取出させると、あの野郎、親の遺言で女を断(た)ったような事を言って居るくせに、内懐中に、お嬢さんの手柄だの半襟だの、赤い可愛らしいものをくすねてうんと温めて居るじゃありませんか」「それだよ、八」「何が、それで?」「伊保木の倅を殺して、下女のお六を絞めたのは、矢張りあの野郎だ」「大丈夫逃げはしません、裏でお嬢さんと話をして居るから」八五郎は飛んで行きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの野郎がまさか?」「考へて見るが宜い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの野郎はお孃さんのお梅さんに手ひどく彈(はじ)かれて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの野郎に決まってる...
牧逸馬 「双面獣」
...うそにもあの野郎...
正岡容 「小説 圓朝」
...五郎蔵、T「あの野郎、日に一度はきっと半次の家へ行きますから行ったが最後」「一ぺんにフン縛られます」てな事言って居ます...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...あの野郎……」お民...
山中貞雄 「森の石松」
...あの野郎の正躰を洗い出してやる...
山本周五郎 「さぶ」
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