...あくどい色彩を並べている...
芥川龍之介 「上海游記」
...刺戟がつよいあくどい表紙の雑誌が...
梅崎春生 「黄色い日日」
...あくどい罵言(ばげん)をはきはじめた...
海野十三 「地軸作戦」
...馬鹿々々しいそこに私の探しているあの女が囲ってあったんですよ」「どんな女でして?」「妖婦型のあくどいような女でした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...しかし現代の子供の絵本のあくどい色刷りなどに比較して考えるとむしろ一種稚拙にひなびた風趣のあるものであったようにも思われる...
寺田寅彦 「物売りの声」
...西洋の卓上演説がどんなにあくどいものかばからしいものかを承知しない...
寺田寅彦 「路傍の草」
...あくどい色彩を背景にして...
外村繁 「澪標」
...田舎大尽のあくどい馬鹿騒ぎ...
中里介山 「大菩薩峠」
...縁日の絵看板のあくどい泥絵だけを見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...これら痩(や)せ地にはびこる多年生の植物は強いあくどい油をその体内に貯えている...
本庄陸男 「石狩川」
...豊島屋のあくどい日済(ひな)し貸しで苦しんでいた人たち...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...あくどい原色は嫌いなのだろう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...権力の中に巣くうあくどい官閥共の謳(うた)う「わが世の春」である...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...あくどい悪戯(いたずら)に違いない...
蘭郁二郎 「幻聴」
...あくどい色をした各常設館の広告旗が...
蘭郁二郎 「魔像」
...ぺらぺらなあくどい色の衣裳が...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...どこかすべてあくどいが...
若山牧水 「樹木とその葉」
...歌舞伎劇の演ずる戯曲は必ずしも『伊賀越道中双六』のようにあくどいものばかりではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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