...きみは永久に賢二君にあえなくなる...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...二・二六の蹶起はたった四日間であえなく潰(つい)えた...
高見順 「いやな感じ」
...あえなく御他界なされてから今日で三日になるのです...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...あえなく海中に没してしまった...
蜷川新 「天皇」
...あえなく大詰(おおづめ)をだした...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...こんな山間僻境(へききょう)であえなく一命を落すのかと...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...進(神村進のこと)とあえなくなるでしょう...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...だから二人の介添があえなく打たれて君一人で三人を引受けなければならなくなっても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あえなくも底の藻屑(もくず)と……矢口で」「それ...
山田美妙 「武蔵野」
...あえなく曹軍の餌になってしまった...
吉川英治 「三国志」
...幾つもの死体があえなく転がっている...
吉川英治 「私本太平記」
...あえなく亡くなられた資朝(すけとも)卿の弟御...
吉川英治 「私本太平記」
...あえなく討死させてしまった...
吉川英治 「私本太平記」
...あえなく自刃をとげてしまった...
吉川英治 「私本太平記」
...あえなく滅亡をとげた恨みの地――探題屋敷の跡――へ勝者の将軍として十余年後のいま立った彼なのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...ですが朝廷におかれては、遠き延喜(えんぎ)の制を慕(した)われ、一切を天皇親政のすがたに復古あるべしとて、先年、建武新政の大令をお布(し)きあらせられました」「…………」「が、それはあえなく、御失政に御失政をかさね、武家は申すにおよばず、庶民もなべて、よろこばぬ御世(みよ)づくりであったことは、事実において、おさとりあらせられたかと存じますが」「いや、そうのみではない」後醍醐は、つよくお顔にまで反撥の色をたぎらせた...
吉川英治 「私本太平記」
...あえなくお亡(な)くなりはてた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あえなく父皇は山陰へ...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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